13歳から18歳頃までの第二次成長期の変化として、男性ホルモンの分泌量が増加します。この男性ホルモンが皮脂腺を刺激して、皮脂分泌を活発にします。
この時期は急激に皮脂分泌量が増えるため、毛穴からの排出が追いつきません。
排出しきれずに残った皮脂は、古くなった角質などと混ざり毛穴を塞いでしまいます。
これが思春期ニキビの始まりで、その毛穴の中でニキビ菌が増殖すると炎症性のニキビになります。
思春期ニキビはほとんどの場合「終わり」があります。
第二次成長期が終わり、男性ホルモンの分泌が落ち着くことで、自然にニキビも発生しなくなります。
とはいえ、思春期ニキビは炎症を起してしまうことも多く、放置するとニキビ跡を残してしまうことになるため治療が必要となります。
思春期ニキビを予防するためには、皮脂の分泌をコントロールし、毛穴に汚れがつまらないようにすることが大切です。
余分な皮脂を洗い流すために洗顔はこまめに行い、皮脂を抑えるためのスキンケアをするようにしましょう。
思春期ニキビが発生しやすい場所
思春期ニキビは、額から鼻にかけてのTゾーン、こめかみ、頬骨のあたりなど、皮脂腺の多い部分に発生します。特にTゾーンの毛穴の数は、顔の他の部分に比べて約7倍もあるため、皮脂分泌が活発でニキビができやすいのです。