あごにできたニキビは顔の中でも特に治りにくいと言われています。
また、あごニキビは跡になりやすいのでしっかりとケアしていきましょう。
あごニキビの原因①
心や体が大人になっていく思春期は、成長ホルモンの分泌が活発になるためホルモンバランスが崩れやすくなります。
特に体の成長は男性ホルモンが多く分泌されます。
男性ホルモンによって皮脂の分泌が多くなることで毛穴が詰まりやすくなり、ニキビのもととなるアクネ菌も増加するためニキビができやすくなります。
おでこや小鼻などのTゾーンと同じように、あごも皮脂が多く分泌される部分なので、気をつけなければなりません。
あごニキビの原因②
あごニキビは年代だけじゃなく、性別によっても原因が異なってきます。
◆女性
女性の場合は、女性ホルモンの分泌量が関係することがあります。生理前に分泌量が増える黄体ホルモンは男性ホルモンと性質が似ていて、皮脂の分泌を増やします。また、ホルモンバランスが乱れることでイライラなどのPMS症状を引き起こしやすくなることも、あごニキビの原因にもなります。
◆男性
男性は思春期になるとあごや口周りにひげが生えてきます。そのため定期的にひげそりをしますが、ひげそり自体がお肌への刺激となってしまい、皮脂の過剰な分泌やニキビができやすい環境をつくる原因になっています。特にひげそりの時にカミソリを使うという人は、ひげだけじゃなくお肌に必要な角質も取り除いてしまっている可能性があります。また、ひげを伸ばしているから大丈夫というわけではなく、ひげを伸ばしている人は不衛生になりやすく、雑菌が繁殖しやすくなります。
あごニキビの対策
あごニキビを改善していくには年代や性別にかかわらず、正しいスキンケアが大切です。思春期ニキビなら皮脂をしっかり取り除くことを、大人ニキビなら適度に皮脂を取り除いて保湿を重点的にしましょう。また、男性の場合はひげそりの時に専用のフォームやジェルを使うのがオススメです。ホットタオルなどであご周りを温めてから剃ると、お肌への負担も軽減されます。
女性の場合は生理周期に合わせてお肌の状態も変化します。生理前は特にお肌が敏感で刺激を感じやすいので、よりお肌に優しいものでスキンケアするようにしましょう。特に同じ化粧品を使っているのに、時期によってヒリヒリするなど刺激を感じるときはお肌が敏感になっている証拠です。お肌の状態に合わせてスキンケアも変えると良いです。